「囲碁をやってみたい!」というお子さま、「子どもに習わせてみたい!」という保護者の方向けに囲碁の基本ルールをまとめました。
囲碁のイメージを掴んでいただけたら嬉しいです!
囲碁の基本ルール
囲碁はむずかしいイメージを持たれがちですが、対戦を楽しむためのルールは4つだけです。
- 石は黒、白、交互に交点に置く
- 陣地の多いほうが勝ち
- 石は囲めば取れる
- 置いた瞬間に取られる場所には置けない
それではくわしく見ていきましょう!
※ ルール解説の本文は、小さいお子さまも自分で読めるようにルビを振っています
【ルール①】石は黒、白、交互に交点に置く

囲碁は黒石をもつ人と白石をもつ人の二手に分かれて戦うゲームです。
黒から先に黒、白、黒、白……と交互に石を置いていきます。
石を置く場所は、線と線がぶつかった交点です。
線と線がぶつかっているので、△のようなハジや□のようなカドにも置くことができます。
【ルール②】陣地の多いほうが勝ち

囲碁は自分の石で囲った交点=陣地の数を競うゲームです。
図は右側が黒の陣地、左側が白の陣地で、それぞれマークのついたところを数えていきます。
陣地は「目」を使って数えるので、この場合は黒が17目、白が16目です。
陣地を引き算すると、1目黒のほうが多いことがわかります。よってこの勝負は黒の1目勝ちです。
【ルール③】石は囲めば取れる

石からはタテ・ヨコに線がのびています。
これは石にとっての逃げ道です。

その逃げ道をすべてふさぐと、相手の石を取ることができます。
ナナメは線がのびていないので、石を置く必要はありません。
囲んだ石は、すぐに碁盤の上から取り上げます。
取った石は、陣地の計算のときに1個につき1目の陣地として使うことができるので、対戦が終わるまで自分の手元に置いておきましょう。(ふつうは碁石の入れ物のフタに置いておきます)
また逃げ道をすべてふさいでしまえば、同時に何個でも取ることができます。
【ルール④】置いた瞬間に取られる場所には置けない

Aのところに黒を置いても逃げ道がないので、③のルールですぐに相手に取られてしまいます。
このように置いた瞬間に取られる場所には、最初から置くことができません。

ただし、そこに置くことで相手の逃げ道をゼロにできる場合は、特別に置くことができます。
たとえば黒○は置いても逃げ道がありませんが、同時に白△の逃げ道をゼロにしています。
よって相手の石を取って逃げ道を復活させられるので、置くことができるのです。
囲碁の基本ルールは以上です。
これをマスターすれば、すぐに対戦を楽しめます!
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